私の生まれ故郷には、ふたつの川の源流があり、父とよく渓流釣りに行きました。
朝早く起きて、釣り道具とお弁当をもって出かけます。出かけるといっても、自転車ですぐ行けるところに、釣りのポイントがありました。
当時は疑問にすら思っていませんでしたが、父はケースに入った釣竿を使い、私は、裏山で切った竹の竿でした。
えさは、ミミズ。
さすがに父のほうが腕はよく、私が1匹つる間に5,6匹はつっていました。今思えば、竿の差かもしれません。釣れる魚は小魚で、なんと呼んでいたか、わすれてしまいました。
釣った魚は家に持ち帰って、裏庭の池で飼いました。
水の豊富な土地柄で、裏山の湧水が庭の池に利用できました。
今思うと、自転車で渓流釣りに行って、釣った魚を裏の家で飼う。
自然に恵まれたぜいたくな暮らしです。
いま、渓流釣りをしようと思えば、釣り道具一式を用意して、近場の釣りポイントを探して、車で行けるところまで行って、あとは歩いて釣れそうなポイントへ。
釣った魚は、車では持ち帰れないので、リリースして釣りそのものを楽しむ。
また、
当時のように釣りをしたくなってきました。
まずは、釣竿。当時父が使っていたような釣竿を探してみましょう。
狭い渓流からちょっと広めのところまで使える、3mから5m程度の釣竿です。